✴️新型コロナウイルスと検査について

2020/03/10

コロナウイルスとは

発熱や上気道症状を引き起こすウイルスで、人に感染を起こすものは6 種類あることが分かっています。そのうち、中東呼吸器症候群(MERS)や 重症急性呼吸器症候群(SARS)などの、重症化傾向のある疾患の原因ウイ ルスも含まれています。それ以外の4種類のウイルスは、一般の風邪の原因の 10~15%(流行期は 35%)を占めます。 新型コロナウイルスは、これらに続く、ヒトに感染することが確認された7つ目のコロナウイルスということになります。

 

現在はPCR検査は変異株の判定などで1〜2日を要します。抗原検査は簡易キットで約15分で判定

検査と診断

病原体のタンパク質を見つける検査で、PCR検査に比べて精度は低い。一方で、検査結果が出るまでの時間が短い。
インフルエンザの診断をするときに、病院などで鼻に綿棒を入れて、検体を採取して調べるのが抗原検査の一例で、インフルエンザでは結果をすぐに医師から患者に伝えることができる。
また、コストはPCR検査に比べて低く、多くの人が受ける検査としては、メリットがある。

■ PCR検査(行政検査、実費検査)

病原体の遺伝子を検出する検査で、精度は高い。一方で検査結果に半日〜2日と時間がかかる。最近は、検査時間を短くする技術や検査機器も開発されているが、すぐに検査結果が出るものではない。

■ 抗原検査(行政検査、実費検査)

免疫反応を引き起こすウィルス抗原のタンパク質を検出するため、現在感染しているかどうかの判定。PCRよりはやや感度が落ちるが、15分程度で判定可能。

■ 抗体検査(IgM,IgG) (実費検査)

感染によって体内で作られる抗体の有無を調べ、過去に感染していたかどうかを調べる検査。

■抗体検査(S-抗体)(実費検査)

※当院ではワクチン接種後に上昇するS-抗体の定量を開始しました。2回目ワクチン接種後2W程度経った方の社会活動の指標としてご利用ください。

(ただし、中和抗体の目安であり、臨床的確立した指標ではありませんのでご了承ください)

 

当院での検査

■ 新型コロナPCR検査、抗原検査(実費検査、行政検査)

☆ 当院にかかりつけの患者様を中心に、問診や診察にて可能性が高いと考えられた方に新型コロナPCR検査、抗原検査を行政検査(無償)を当院で実施する事ができます。あくまでもその判断は当院院長が行うことになりますので御了承ください。(風邪症状で受診された初診の方に関しても院長の判断となります)

○ 新型コロナウイルス感染症にかかる「行政検査(無償)」の対象者としては、感染症法第 15 条第1項・第3項第1号より、

1 新型コロナウイルス感染症の患者

2 当該感染症の無症状病原体保有者

3 当該感染症の疑似症患者

4 当該感染症にかかっていると疑うに足りる正当な理由のある者

となっております。

☆社会活動などで陰性証明の必要な健常者を対象にした唾液によるPCR検査、抗原検査(実費)も当院にかかりつけの患者様を中心に開始しております。当院では予約の上、駐車場車内や所定場所での唾液検体採取を被験者でお願いしております。希望者は電話にてお問い合わせください。(初診の方も予約状況によっては可能な場合がありますのでTELにてご相談ください)

 

費用(実費の場合)

検査法

 方法

実費費用(税込)

 判定

PCR(核酸増幅法)

 唾液

 15000円

 1〜2日

抗原検査(厚労省認定)

 鼻咽頭

 7000円

 15分

抗体検査(N抗体定性)

 採血

 5000円

 15分

抗体検査(S抗体定量)

 採血

 5000円

 1〜2日

正式陰性証明書はいずれも1000円(税込)となります。

※PCR検査は変異株判定も含まれる正式なものです。抗原検査は厚労省認定キットによる判定です。

※検査結果により診察が必要な場合がございますので、保険証は必ずお持ちください。

※ N抗体:感染によって産生される抗体 S抗体:ワクチンにより誘導される抗体

 

             

はせがわ明安堂クリニック

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